調査日誌
小林祐大の桧原湖日記【超プライベート編2】
小椋さんの家の「大黒柱」を見に行った時、花壇に蛇の抜け殻を発見(ギャッ)。小椋さん曰く蛇が財布の中に入っていたこともあったそう。怖すぎる。そんな話をしていたら、隣の空き地にうにょうにょ動く物体を発見。超タイムリー!!1mくらいの大きな蛇が楽々と山に登っていった。生きた野生の蛇は初見で感激した。はしゃいでるのは私だけだったが、きっとみなさんも心躍っていたはず??笑
宿に帰って作業してると近所のおばあちゃん(?)が話しかけてきてくれた。最近は猿の出没が増えており、畑の作物が食べられるそう。私自身、6匹の家族の猿と道路を全速力でかける2匹の猿を今回の滞在で目撃している。猿に奪われる前に収穫したトマトやきゅうりをお裾分けしてくださった。とれたてほやほやの新鮮の極みの真っ赤なトマトは甘くて、大きなきゅうりはみずみずしくてとてもおいしかった。なんて贅沢なんだー。夕日でオレンジになった空を見ながら蝉の鳴り響く中で頬張る野菜。なんか夏って感じですねっ。


滞在中の宿周辺を少し散歩した時に黒い豚を発見した。そこは近くのレストランの横で柵が立ててあった。突っ伏してしていた豚は私が近づくとゆっくりと立ち上がってのそのそ向かってきた。久しぶりの訪問者に嬉しかったのか重そうな体とは反対に尻尾がとてつもない勢いで左右に振れていた。これって犬とかと同じなのかなー??そーだと嬉しい笑。しばらく豚を観察していたら、次の瞬間、鼻息の荒い豚の鼻から放たれた水(水ってことにしておきたい)が勢いよく私の足にかかり、なんとも言えぬ表情に。ああ、苦笑い。豚ちゃん、嬉しかったんだよね??ちょっと昂っちゃったんだよね??それなら許そう。宿に帰ってお風呂でゴシゴシさせてもらったのは豚ちゃんには秘密にさせてもらいたい。

豚ちゃんの襲撃から帰ってお風呂から上がると、ダメージを負った私の心を慰めるような優しいメロディが外から聞こえてきた。音の方に目を向けるとランディさんがウクレレを弾いていた。少し暗くなり始めた辺りに宿の光で照らされるランディさんとバックにはピンクのタチアオイと流暢に流れるメロディたち。あれ?ここは日本ですか??どこか遠い外国の地へ来てしまったかのような感覚に陥った。なんかくすごく平和を感じた。んー語彙力なっ笑笑。そんなランディさんはめちゃくちゃグミ好き。九州国立博物館の所属部署ではグミ部の部長らしい。私もグミは好きなので、入部を希望したが、1年で250袋食べるのがマストだと。週5でグミ。かなりストイックに活動しているようです笑笑。気合いがある方はぜひ、ランディさんに一報を!!

今回B地点の測量データ処理で廣瀬さんの部屋に呼ばれたが、パソコンを持ってこなかった私は戦力外通告。ああなんかごめんなさい笑笑これからはパソコン持っていきます廣瀬さん笑笑許してください
2日目の調査でお話を伺った小椋さん。自身は木地師であったらしく、見たことのない形をした大きなノコギリを見せていただいた。歴史館に飾られていたものと同じ、貴重なものだ。刃は一定間隔で山と谷が交互に繰り返され、山の方にだけギザギザの刃が付いている。切れ味は抜群らしい。さらに、歌手の小椋佳さんが出身地の北塩原村の歌を作曲したのだと。その歌は北塩原村の昼の12時の歌に使われていた。そのCDも見せていただけた。

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