調査日誌

調査日誌2024.09.19

東海大学木村ゼミ生細野さんの調査ブログ【2024年9月19日】

こんにちは。木村ゼミの登山担当の細野です。


今日は同期の王の卒業研究のため、2人で会津若松市からさらに山奥に入った大内宿に行って来ました!王は大内宿に建っている復元された茅葺き屋根の住居をフォトグラメトリで復元するという作業を行うことを目的としていました。

この日も朝から雨だったのですが、大内宿から日帰りでなるべく帰って来たいという目標を設定して、朝の6時前に北塩原村を出発して木村先生に会津若松まで送っていただきました。(朝早くに本当に助かりましたありがとうございました。)無事に電車に乗り、最寄の駅まで着来ました。しかし大内宿入り口というバス停で降りたところで衝撃を受けました。


「大内宿 6キロ先」


バス停を降りたらそう書かれた看板と急な傾斜の山道が続いていました。私たちはバスが大内宿まで行ってもらえるのだとてっきり思っていたので困惑しましたが、大内宿に行くには登るしかない、そう考えて重い足取りで山道をただ歩き続けました。雨に打たれながら終わりの見えない山道を歩き続け、登り始めてから1時間半で頂上の大内宿に到着しました。


「大内宿」

大内宿は江戸時代に会津若松と日光を結ぶ会津西街道の宿場町として整備され、現在でも復元された家屋と昔ながらの作りの住居が並ぶ観光地となっています。

ネギを箸として食べるネギそばは大内宿のグルメとなっています。絶品でした。

「東北の人は暖かい」

食事を終え、王の研究用の写真も撮り終わったため、下山しようということになりました。下りだけどまたあの道を歩くのかぁと思って歩いていたところ、頂上で道路の補修工事を行なっていた、三立土建株式会社の方々が汗だくで上っていた私たちを途中で見かけていたみたいで、ちょうど自分たちも下るところだからとトラックで下の駅まで乗せて下さりました!!別れ際には凍ったお茶までいただき、なんて感謝したらいいかわかりませんでした。人にされた親切は自分も周りに行おうと改めて実感したと共に東北の方の優しさに感動しました。今日は一日中歩き、身体は疲れたのですが心が温かくなった1日となりました。

明日からの桧原湖調査も頑張っていきたいと思います!!!!!


この記事を書いた人
細野高太郎 (東海大学)
Kotaro Hosono

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