調査日誌
桧原湖日記4【調査編4:2024年9月23日】
こんにちは!
ようやく晴れの予感をさせる天気になってきました!
作業がぐっとしやすくなって嬉しいですね!
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さて、本日はマッケラスを満を持してやる!ということで、一昨日準備したものを出動させた。
桟橋で高知大学・弘前大学からやって来た先生方と合流し、なんと協力いただきながら船に積み込んだ。
さあいってらっしゃいー!というところで雲行きが怪しくなってきた。
今日は晴れと聞いていたのに。
やがてパラパラと降り出してきた。
私は陸上堆積物班に振り分けられていたので、高知大・弘前大の方々と哲先生と共に駐車場へと戻り、改めて桧原湖周辺の桧原宿関連スポットを巡ることに。
そうこうしているうちに、雨脚は強くなり、本降りとなってきた。
またまた調査が始まった瞬間に大雨が降るとは・・・。
今回私は船に乗っていないので、私を雨女リストから削除しておくことにする。
しかし雨の中のスポット巡りも過酷である。
雨が降ると思っていなかったので、傘などは持っておらず、念のためと持ってきていたレインスーツに身を包み、歩いていたわけだが、
昨日と同様レインスーツはやがて職務放棄をした。
巡ったスポットの中に、大山祇神社の移転予定地があった。
神社まで沈んでしまうと考えた人達が移転予定地を用意していたようだ。
結果、神社はぎりぎりで水没を免れたので、移転予定地には灯籠が建っているのみである。
しかしこの灯籠、あの伊能忠敬が見たかもしれないらしい。
伊能忠敬が目にしたものと同じものを目にしたというのは感動的である。
いや、彼は全国各地を訪れているから、全国各地にそういったものがあるのだろうか・・・?
ともかく、桧原湖周辺にそういった遺物があるのは歴史ロマンをくすぐるものである。
さて、次は資料館へ行こうかというところで、ボートが帰ってきた。
ずぶ濡れの先生方からは覇気が伝わってこない。
失敗である。
思いも寄らぬ雨、そしてパイプやひもの絡まりなど、トラブル連発だったという。
すっかり元気をなくしてしまった公文先生のためにも、次は成功させたいものだ。
一度宿に帰り準備を整え、昼食をとり、再び決戦の地へと向かった。
天気よし、パイプのからまりよし、積み込みよし。
ということで、引き続き陸上班の私はボートを背に、堆積物採取へ向かった。
お邪魔したのはとある方の畑。
ここでは麻が栽培されていたのが確実ということで、それらの花粉やDNAを採取するのが目的である。
私はハンマーを叩く役割を仰せつかった。
親の敵のように塩ビを叩くこと数分。
なんとか目印まで打ち込むことが出来た。
刺した塩ビのまわりを掘って塩ビパイプを取り出す非常に原始的な方法で無事採取した。
この作業を2カ所で行い、無事車に積み込んだ。
さて、本日行ったマラッケスだが、明日リベンジをしたい。
明日のマラッケスでは記録係を任命されたので、しっかりとマラッケスの流れをマスターしたいと思う。
マラッケスのドラムは非常に鋭利で、助っ人の梶田先生がサクッと手を切ってしまったそう。
手袋必須である。無事治ってくれるよう祈るばかりだ。
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明日はマラッケスリベンジ!
無事きれいにコアを採ることは出来るのでしょうか!?
次回の桧原湖日記に乞うご期待!