調査日誌

調査日誌2022.06.24

意外と使える地図アプリ「スーパー地形」(ネーミングはややおダサですが・・・)

水上の音響調査では、あらかじめ計画した測線に沿って舟を動かして、効率よくデータを取得することが望まれます。調査用の小型のボートには高価な自動ナビゲーション機能がついていることはまずないため、自前でナビを用意する必要があります。

今回、北田さんとタッグを組んだ磁気探査では、山﨑先生の紹介で「スーパー地形」なるアプリを使用してみました。正直名前は非常にダサいのですが、そのダサさを覆す高機能な働きをこのアプリはしてくれました。しかもダウンロードしてから5日間はすべての機能は無料のため、本調査でも無料で使用することができました(感謝)。過去の調査ではノートPCにガーミンのハンディGPSを接続して、「カシミール」を開いて操作していました。「カシミール」(インドの山岳地域のことではないよ)は「スーパー地形」のPC版なのですが(カシミールが先に開発)、PCを使用した方法では、(1)GPSとカシミールの接続に戸惑うこと(2)計画している測線を入力しづらい(3)GPSの電池消耗(4)PCの防水性、などなどの問題があったのですが、今回はそれが一気に解決された感があります。ただし、問題点を挙げるとすれば、スマホの画面が小さくてやや見にくいこと、そのために移動している舟の地点がつかみにくいところです。次回の調査では、画面が見やすくなるように遮光フードを付けたタブレットで「スーパー地形」試してみたいと思います。



この記事を書いた人
谷川亘 (代表 & 地球物質科学班班長)
Wataru Tanikawa

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