調査日誌

雑記2022.06.30

Google Earth再発見の旅(国土地理院さ~ん、湖沼図よろしくお願いします!)

国土地理院が地理院地図で公開している桧原湖の「湖沼図」は1967年に測量したデータである。要するに古い、しかもデータのデジタル化がされていない(地理院に電話して確認済み)。デジタル化された湖沼図があれば桧原宿の調査の計画立案がどれだけしやすかっただろうかと思う今日この頃であるが、ない物はない、仕方ない。昨年度の事前調査で山﨑先生がシングルチャンネルで測量したデータが我々の手元にあり、また本研究期間においても、精度の高い測量を実施して湖底の地形図を作成して研究に活用する予定である。

 

まあ、それはともかくとして、今日、『湖沼図上に昨年度取得したサイドスキャンソナーのデータを「半透明」にして重ね合わせた図』を作成したかったのだが、すぐに良い方法が思いつかなかった。いろいろ試した結果、苦し紛れに以下の方法で作成したのでメモとして残す(打ち合わせ用の資料作成なので、この精度でご勘弁を・・・)。

  • 地理院地図KMLデータ|地理空間情報ライブラリー (gsi.go.jp)の中から「湖沼図」をダウンロードする
  • 1のKMLデータを「Google Earth」で読み込む⇒湖沼図がグーグルマップ上に現れる(やや感動!)
  • サイドスキャンソナーの図(KML)を同じく「Google Earth」で読み込み、湖沼図のレイヤーの上に置く。
  • この状態では残念ながらサイドスキャンソナーを半透明にはできない。
  • 読み込んだサイドスキャンの図の範囲の画面を切り取り画像(png, jpeg)として保存。
  • 5で切り取った画像を再度「Google Earth」に貼り付ける(追加>イメージオーバーレイ>参照>画像を選択)。半透明にして3のKMLと同じ位置にくるようにサイズと位置調整
  • 3のデータを削除
  • 完成!(画質は落としています)

 

KMLをgeotiffに変換できればこんな不細工なことをわざわざしなくても良いのですが、なんかうまくいかなかったので遠回りした作業になりました。

この記事を書いた人
谷川亘 (代表 & 地球物質科学班班長)
Wataru Tanikawa

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